2011年5月1日日曜日

日本の総理は弱い

菅総理に「リーダシップが無い」と嘆く方は多いようです。任命されてまだ1年も経過していないのに、何故、既に不評なのでしょうか。

薬害問題への対応など、総理以前の実績は評価されてきました。総理就任後の増税案もある意味では正しいように思えます。原発事故発生後の初動についても、現場から逃げようとする東京電力を叱咤しに行ったとするならば、正しいようにも思ええます。

面白い動画を見つけたので紹介します。

ヒットラーのスピーチ https://www.youtube.com/watch?v=EV9kyocogKo
菅総理のスピーチ   

ご存知のようにヒットラーはドイツ国民を不幸に陥れた張本人とされています。ヒットラーの心の底にある考え方そのものは、到底国民の支持を得られるものではありません。しかし、ドイツ国民は彼の演説に熱狂しました。私には何を言っているのか分かりません。しかし、不思議と伝わるものがあります。ヒットラーが罪人でなければ、私も「素晴らしい」と言っていたかもしれません。

この2つの動画を比較して気づくことは、話す「内容」が重要なのではなく、「話方」が大切だということです。国民に「言葉」で支持を得るるための大事な資質でしょう。菅総理に欠けていることはその点に尽きるのだと思います。必ずしも正しい政策だけが支持されるわけではありません。

議員の利害調整によって選ばれた総理に、その資質は望めません。ディベートなどを見て国民が直接選択できるなら、「話方」の上手い人が選ばれることでしょう。そろそろ「首相公選制」などに制度変更する時期ではないかと思います。